ここがポイント!
おいしい羽根をつくるのも、餃子の醍醐味のひとつです。
そのパリッと感、ほどよいボリューム、欠けない要素を分析したら、 羽根つき餃子の完成度を上げる、専用フライパンができました。
「ギョーザの日」前日、味の素冷凍食品とのコラボ商品が誕生。
この商品は名前の通り、味の素冷凍食品の企画「冷凍餃子フライパンチャレンジ」から生まれました。
始まりは「冷凍餃子がフライパンに張り付いてしまう」というSNSの投稿。
焦げ付きの理由を解明するため集められたフライパンを、羽根つき餃子専用フライパンとして再生するプロジェクトです。
■3,000個以上のフライパンを、どう生まれ変わらせる?
企画を通じて「ギョーザ」ファンから集められたのは、3,000個以上の使い込まれたフライパン。
検証を終えたフライパンは、群馬県のリサイクル工場で選別・溶解した後、アルミ素材に再資源化しています。
そして生まれ変わるべく、燕三条にやってきたのです。
■「ギョーザ」12個を焼く、ジャストサイズを考察。
4w1hがめざしたのは「餃子を愛する人のためのフライパン」。
そこで羽根までキレイな餃子づくりと、フライパンから皿への盛り付けやすさに着目して開発をスタート。
大きさと形は「ギョーザ」1袋・12個を焼くのにちょうどいい直径約22cmの円盤に決めました。
■パリッと完璧な羽根をめざす。
まずは羽根のパリッと感、見栄え、欠けにくさを大研究。底と側面をつなぐ丸みの角度は、調整を重ね「約10度が最適」という結論に。
さらに餃子が動いて羽根が欠けないよう深さ約35mmの浅形に設計しました。
■皿のせハンドルで返しやすく。
最後に羽根を守るのは、盛り付け時の安定感です。想定したのは焼いた餃子を返す場面。
本体からフラットに延びる「皿のせハンドル」をつくることで、被せた皿をしっかり支え、返す動作を助けます。
■火傷しにくい思いやり設計。
本体は平皿で多いとされる24cmより小さいボディ。
フチとハンドルの上に、蓋のように皿を被せることで、油はねや側面に手が触れるなどの火傷をできる限り回避。盛り付け時の安全性にも配慮しています。
※蓋つまみ・ハンドルのフチはレッド(初回生産分限定)
■燕三条キッチン研究所
「燕三条キッチン研究所」は2017年に立ち上げた、クリエイターとメーカーのコラボチーム。
暮らしの基本となるキッチンツールの開発には、多様な視点が不可欠だという考えのもと、燕三条で長年ものづくりに携わってきた金属加工メーカー、ブランドプロデューサー、プロダクトデザイナー、グラフィックデザイナー、コピーライターが集まりました。
ブランドの方向性、製品の企画、開発、販売、コミュニケーションなどすべての活動を全メンバーで共有し、対話と試作を重ねながら新しいものづくりを進めています。
商品詳細
■サイズ 約23 × 40 × 高さ8.5cm
■鍋サイズ 約Φ22 × 高さ4cm
■材質
本体・ハンドル金具 / アルミニウム合金(ふっ素樹脂塗膜加工)
はり底 / ステンレス鋼(クロム18%)(底の厚さ 約3.0mm(はり底を含む))
ハンドル・蓋つまみ / フェノール樹脂
ガラス蓋 / 強化ガラス
■重量 約700g(鍋のみ) / 約1,100g(蓋込み)
■満水容量 約1.4L
■原産国 日本(新潟県燕市)
■IH・ガス火対応